2020年8月19日水曜日

パパママ育休プラス制度は使いものにならない

 パパママ育休プラス制度をご存じでしょうか。パパもママも育休をとるのであれば一年2カ月まで取れるというものです。

が、いろいろ制限があって

・配偶者が子が1歳に達するまでに育児休業を取得していること 

・本人の育児休業開始予定日が、子の1歳の誕生日以前であること 

・本人の育児休業開始予定日は、配偶者がしている育児休業の初日以降であること

を満たさないといけません。

難しく書いていますが、一歳を超えてから開始することはできません。相手も育休とらなきゃいけません。

また、1人当たりの育休取得可能最大日数(産後休業含め1年間)は変わりません。

https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11900000-Koyoukintoujidoukateikyoku/0000169713.pdf

あたりを参照。

一歳までママが産休+育休で、一歳から一歳2カ月までパパが育休というのが想定されていたりしますが、一歳2カ月で保育園は入れるかどうかわからない状況では正直使えないです。一歳2カ月で保育園申込して、保育園に入れないことがわかった場合、パパが育休延長するならまだしも(これも多くの職場では現実的には厳しいですけど)、一歳2か月以降はママがまた育休再取得(一歳で復帰して2カ月で職場から離れる)というのは職場も混乱です。

両親そろって一歳(やゼロ歳児の4月入園時)までしかとらないなら、育休プラス使わなくても普通にパパも育休とるってだけでよいですし。

この制度使っているひとの事例をきいてみたいくらいです。



※パパ向けの制度としてそのほかに「パパ休暇」という制度があります。

ママの産後8週間以内の間にパパが育休を取得すると、再度パパが育休を取得することができます。

こちらは通常1回しか育休とれないのを二回(産後すぐと産休明け以降)とれるので有用かもしれません。